【転職で失敗しない!】保育園・幼稚園の選び方

失敗しない園選び
うりこ

こんにちは、現役保育士のうりこ(@urihaken)です。

私は公立幼稚園で5年間担任をしたあと、結婚を機に転職し、現在は派遣保育士として働いています。

幼稚園教諭・保育士それぞれで学んだ保育の発信と、転職の経験をもとに転職ノウハウを記事にしています。

今回は、転職で失敗する原因と対策についてお話します。

”現状を変えたい”と決意して、思いきってする転職。

こんなはずじゃなかった・・・

と、失敗したくないですよね。

実際私自身も転職をした直後は、

うりこ

残業ゼロ!最高の保育士ライフ・・・!

と天国のような気持ちだったのですが、しばらく働いてみると、

うりこ

こんな保育・・・納得できない(地獄・・・)

とはげしく後悔したことがあります。

希望をもってしたせっかくの転職で、

  • 思ったより給料が安かった
  • 転職後の方が忙しくなった
  • 保育方針が合わなかった
  • 新しい職場になじめない

などと悩みたくない方は、ぜひこの記事を園選びの参考にしてみてください。

原因と対策を知って、自分に合った保育園・幼稚園に転職しましょう!

目次

園選びに失敗する原因

「転職に失敗した・・・」と感じる原因は大きく分けて4つあります。

  1. 転職すれば現状が良くなるという思い込み
  2. イメージや表面的な情報をうのみにした
  3. 退職したい感情を優先して早急に転職した
  4. まわりに影響された

転職活動を始める前にこの4つにあてはまらないかよく確認しましょう。

よく考えないと、転職先で後悔しながら働くことになります

では、4つの原因について詳しくみていきましょう。

①転職すれば現状が良くなるという思い込み

転職したい人

転職したら今の悩みが全て解消される〜〜〜!!

と思い込んでいませんか?

理想の園を思い浮かべることは大切ですが、そういった園が必ず見つかるとは限りません。

転職したら現状がすべて改善されると思っていると、昔の私のように痛い目を見ます。

希望をもつのはOK

でも、

理想を追い求めすぎるのはNG!!

②イメージや表面的な情報をうのみにした

表面的な情報
  • 求人情報に「残業なし」って書いてあったから
  • ホームページに載っていた先生たちの笑顔が素敵だったから

と、表面的な情報に惑わされないように気をつけましょう。

「残業なし」は、「残業はないけど持ち帰り仕事はある」かもしれません。

笑顔の先生たちは、実際働いている保育士とは違う人たちの写真かもしれません。

情報の本質を見るように心がけましょう!

③退職したい感情を優先して焦って転職した

とにかく、はやくやめたい

次の仕事を見つけないと・・・

と、よく考えずに転職した場合、優先したい条件があいまいになったり、情報を見落としたりしてしまいます。

いっときの感情で転職を急がないように気をつけましょう。

転職活動は慎重に、根気強く!!

④まわりに影響された

影響される人

園で退職者が相次いで、自分もやめなければ!と思ったり、

友達が転職で待遇がよくなったと聞いて羨ましくなったり、

まわりの影響って自分が思っている以上に大きいです。

「転職したい」という思いは、本当に自分の意志なのか?まわりの考えに影響されているだけではないか?

自分の胸に手をあてて考えてみましょう。

4つの原因にあてはまるような気がするけど転職を考えている・・・

などと不安な方がいたら、私うりこ(@urihaken)に相談してくださいね^^

園選びに失敗しないための対策6つ

原因がわかったら対策をしていきましょう!

6つすべてを対策するのはたいへんかもしれませんが、転職で後悔しないために必要なことです😭

  1. 優先する条件を明確にする
  2. 情報収集をくまなくする
  3. 職場を見学する
  4. 複数の園を検討する
  5. 第三者の意見を聞く
  6. 自身に起きる変化を整理する

①優先する条件を明確にする

自分がぜったいに譲れないことをハッキリさせましょう。

  • 残業なし?
  • 月給◯◯円以上?
  • 有給のとりやすさ?
  • 保育内容?

などなど、優先順位を1位から3位くらいまで決めておくのが良いです。

ここで注意することは、優先する条件をあいまいにしないこと。

保育内容はいいんだけど、残業がありそうだなあ・・・まあいっか。

給料が高いから、休みが多少すくなくても目をつぶろう。

せっかく決めたはずの優先順位を無視してしまうと、のちのち後悔することになります。

  • 優先順位1位の条件はぜったいにクリアすること
  • 優先順位2位の条件は許せる範囲を決めておく
  • 優先順位3位の条件は最悪あきらめても良い

と、しっかりと心に決めて転職先を探しましょう。

②情報収集をくまなくする

情報収集

情報を見落としてしまうと、転職してから「こんな園だなんて知らなかった〜!」ということになりかねません。

求人サイトや園のホームページなどは良く見えるように書かれていることが多いです。

書かれていることの実情までしっかり見極められるようにしましょう。

以下のチェック項目は最低でも情報収集しておきましょう!

情報収集チェック項目
☑️雇用形態

正社員?パート・アルバイト?派遣社員?

自分のしたい働き方ができる雇用形態を選びましょう。

☑️給料

月給?時給?残業代は?

基本給と固定給の違い

基本給:時間や日数、月などの単位で決まった給与

固定給:基本給にプラスして通勤手当や家族手当、住宅手当といった変動しない手当が含まれている

また、求人票に記載されている給料は保険料が引かれる前の額で書かれています。手取りはより少なくなると見積もっておきましょう。

給料は大事な部分になるので、他にも注意するポイントをおさえておきましょう。

給料で注意するポイント
  • 試用期間の有無
  • 賞与(何年めから支給か)
  • 交通費は支給されるか
  • みなし残業代がないか
☑️残業や休日

残業◯◯時間以内と求人には書いてあっても、”実際は持ち帰り仕事があった”なんてケースもあります。

よくリサーチしておきましょう。

完全週休2日と週休2日の違いに注意しよう

完全週休2日:毎週必ず2日休みがある

週休2日:1年を通して月に1回以上2日間の休みがある週がある、他の週は1日以上の休みがあること

毎週2日休みがあると年間休日104日、祝日をプラスすると年間休日120日になります。

年間休日が100日以下と記載されていたら休日が少ない園とみなして良いでしょう。

☑️通勤距離

自宅との距離を知っておきましょう。

近すぎると園児や保護者にプライベートで会う可能性が高まりますし、

遠すぎると通勤時間が長くなり仕事に拘束されている感があります。

「私は通勤時間は息抜きの時間♪」などと、人によって考え方が違うので、自分の生活スタイルに合った通勤距離の園を選べると良いですね。

☑️福利厚生

社会保険は完備されている?退職金制度はある?

借り上げ社宅制度や住宅手当などがあると、住居にかかる経済的な負担を抑えられます。

大規模な法人や株式会社が運営元の園では、休暇制度や手当、研修制度などが充実しているケースがありますが、地域に根差した運営を行っている園では福利厚生の種類が少ないことも。

このあたりの手当がもっとも充実しているのは公立の園ですね。

☑️園の規模

小規模園?大規模園?職員の数は?

小規模園、大規模園

小規模園:対象年齢が0〜2歳で定員20人未満

大規模園:対象年齢が0〜5歳で定員100人以上

小規模園では、一人ひとりとゆったりと関われる余裕をもてますし、

大規模園では、集団で楽しめる遊びが充実します。

どちらにもメリットやデメリットがあるので、自分の保育観に合う規模の園にしましょう。

☑️園の保育方針

大きな保育方針は求人情報や園のホームページに書かれていることが多いです。

ただ、求人サイトやホームページだけでは細かい保育内容は分からないことがほとんどですので、職場見学の際にしっかりと見ておきましょう。

③職場を見学する

見学

情報収集を終えて、転職候補の園を見つけたら実際に見学しましょう

うりこ

私はここをサボってしまって、一度目の転職を失敗しました・・・。

園の中身を確認しておくことはぜったいに必要です。

見学の際のポイントはこちら
  • 保育士の労働環境
  • 保育士の雰囲気(人間関係)や子どもへの接し方
  • 保育士の人数に余裕があるか
  • 園全体の雰囲気が良いか
  • 衛生面安全確保に問題はないか
  • おもちゃや遊具が充実しているか
  • 園の方針が自分に合っているか

子どもたちが遊んでいる時間(午前10時〜11時)に見学に行くのがオススメです。
午睡中は子どもとの接し方が見られませんし、給食中は遊具や環境が見られません。

④複数の園を検討する

考える

1園だけを見ていると、その園で自分が働くイメージばかり浮かんで、悪いところが見えなくなってきます。

複数の園を比較して、いいところや悪いところを整理しましょう

転職を受け入れる園側も、転職者が複数の園に応募していることは分かっています。

安心して、2園・3園・4園・・・と比べて、一番理想に近い園に転職しましょう。

⑤第三者の意見を聞く

意見

転職したい園に対する客観的な意見を聞きましょう。

実際に働いている保育士さんに聞くのが一番ですが、なかなか難しいですよね。

そんな場合に活用するのは、この2つ。

  • 口コミサイト
  • 転職エージェント

口コミサイト

園によって書き込みがない場合もあるので要注意ですが、保護者の率直な意見が書かれていることもあるので、とても参考になります。

転職エージェント

エージェントがもっている園の情報は、登録しないと教えてもらえません。

登録も利用も無料なので、転職を考えたら転職エージェントに登録するのがオススメです。

当サイトオススメの転職エージェントは、求人数No.1の保育士ワーカーです^^

常に求人募集がある園は注意!保育士の入れ替わりが激しく、きつい環境なのかもしれません。

⑥自分に起きる変化を整理

整理

転職することで自分に起こる変化を整理してみましょう。

このときに、「優先する条件を明確にする」で決めておいた条件をもとに書き出してみると、整理しやすいですよ。

転職した際に理想とのギャップがないように、そして、今の園でもそれが実現できるのでは?といまいちど考えてみてくださいね。

転職は、ひとりよがりにならないエージェント利用がオススメ

第三者の意見を聞く」でもとりあげましたが、転職するなら転職エージェントに登録するのがオススメです。

うりこ

私は初めての転職の際、転職エージェントではなく、転職サイトで求人を探したら大失敗しました・・・・。

転職エージェントは、求人がのっているだけの転職サイトと違って、その名の通り「エージェント」がいます。

エージェントとは、転職を仲介する業者のことで、カンタンにいえば転職したい人をつなぐ役割を果たしてくれます。

仲介料は園が支払ってくれるので、転職者は利用料が一切かかりません

私がオススメする転職エージェントは以下の3つです!

登録しておきたい保育士転職エージェント

うりこ

私は3つとも登録して転職活動をすすめました〜!

たくさんのエージェントとの連絡はめんどうだよ〜という方は「保育士ワーカー」だけで良いと思います^^

まとめ:失敗しない園選びをしてハッピーに働こう

園選びに失敗する原因とその対策を紹介しました。

原因4つと、対策6つを振り返ってみましょう。(クリックで記事内の該当箇所にとびます)

これらを全部ひとりで行うのはたいへんすぎます。

それに、転職活動は転職先を探すだけでは終わりません

履歴書や面接、退職の手続き・・・やることはたくさん!!

※転職の手順を一通り知りたい方は転職ロードマップをご覧ください。

かしこく対策して、理想の転職先を見つけましょう!

失敗しない園選び

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