保育園・幼稚園で読み聞かせる、8月にピッタリの絵本

うりこ

こんにちは!現役保育士のうりこ(@urihaken)です。

私は、残業月80時間超えの辛い経験があり、「保育士の残業を少しでも減らしたい!」という思いで保育のヒントを発信しています。保育経験は7年あり、自分でやってみてよかった!と思った内容を記事にしています。

今回は、8月にピッタリの絵本を紹介します!

  • 年齢に合った夏ならではの絵本ってどれなの??
  • 8月の行事を盛り上げる絵本を探している
  • 探してみたけど絵本がありすぎて選べない!!

という方は、ぜひ絵本を選ぶ際の参考にしてくださいね。

目次

8月にぴったりな絵本ってどんな本?

8月といえば、

夏といえば、アイスクリーム、スイカ、お祭り、花火・・・楽しいものがたくさん思い浮かびます。

そんな楽しいにぎやかな様子が絵や文章に表れていて、ストーリーが年齢(発達)に合っている絵本を選びましょう。

また、夏は園内でも行事が控えているかもしれません。

保育士

そうそう、もうすぐ園内でお祭りがあります!

うりこ

お祭りを楽しみにできるような絵本を読んであげたいですね。

【年齢別】8月に読み聞かせたい絵本の紹介

では、8月をテーマにした絵本を見ていきましょう!

8月に読み聞かせたい絵本

8月の代表的なものを食べ物」・「お祭り」・「おばけ」・「水遊び」、と大きく4つに分けました

他にもたくさんあるのですが、他のものは「その他」に記載しています。

また、絵本のタイトルの横に年齢の目安も書いたので参考にしてみてくださいね。

年齢はあくまで目安です。
それよりも大きい年齢で読み聞かせても、もちろん良いですし、
小さい年齢だとストーリーは難しいかもしれませんが、絵を楽しむことは十分にできます^^

8月の食べ物をテーマにした絵本

8月の食べ物の中でも、保育でよく話題になる「スイカ」「かき氷」「トマト」に関する絵本を紹介します!

すいかくんがね・・【1〜2歳児向け】

作・絵:とよたかずひこ 童心社
ひょひょいのひょいと、棒をよけるすいかくん。とうとう棒がボゴッとあたっても……。はっと思わせて、決めゼリフは「しんぱいごむよう! 」。子どもたちが思わずまねします。最後には絵本に手をのばしてもぐもぐ!

なんだかスイカに愛着がわくストーリー。

この絵本を含むおいしいともだちシリーズは、可愛くて食べ物に愛着がわくのでお気に入りです。

すいか!【2〜3歳児向け】

作:石津ちひろ 絵:村上康成 小峰書店
おじいちゃんの畑であま~く育ったすいか。その味は……もちろん、最高! 読めばだれでも、思わずすいかが食べたくなっちゃう!

絵が大胆でスイカが全面に出ていて、とてもわかりやすい!

文字が少なく、低年齢のお子さんに読むのにぴったり。言葉遊びも楽しいです。

すいかのたね ばばばあちゃんのおはなし【4〜5歳児向け】

作・絵:さとうわきこ 福音館書店
ばばばあちゃんが、すいかのたねを庭にまきました。それを見た動物たちが掘り出してしまいますが、ただの種だったので「つまらない」と庭にうめもどしてしまいます。すいかのたねは「いいかげんにしろ」と怒り出します。そんなたねを「大きくおなり」と、ばばばあちゃんが叱りつけたものだから、さあ大変。悔しくがって勢いよく育ったすいかが、ぐんぐんつるを伸ばし始めたのです!

大人気ばばばあちゃんシリーズからの一冊。

ユーモアがあって、思わずスイカに同情したくなる、不思議な絵本です。

かきごおり【3〜5歳児向け】

作:石津ちひろ 絵:植垣歩子 講談社
あっついあっつい日に食べたいのは……?ひんやりかきごおり!そのかきごおりを食べにきたのはだあれ?
リズムのよいことばとのびやかな絵で、よみきかせにもぴったりです。

2022年7月に発刊された新しい絵本です。

動物たちがかきごおりを食べに来る様子が可愛くて、何度も読みたくなる絵本です。

ノラネコぐんだん アイスのくに【3〜4歳児向け】

作・絵:工藤ノリコ 白泉社
「ニャー アイス たべたいね」と、アイスクリームパーラーをのぞくノラネコぐんだん。
アイスが入っていた空っぽの缶を発見して…。

最近私も愛用しているノラネコぐんだんシリーズ

ノラネコたちの好奇心や行動力にあっと驚かされる楽しい展開に子どもたちも釘付けです。

あま〜い しろくま【4〜5歳児向け】

作・絵:柴田ケイコ PHP研究所
くいしんぼうのしろくまが、「おやつの中にはいってみたら、どんな感じかな」と想像します。ひんやりつめたいかきごおり。ぼくは頭からすっぽりはいってたべたいなぁ。きみはどのシロップをかける? ぼくはシロップじゃなくて、れんにゅうだけかけるもんね!
まる~いあなにすぽっとはいれば、まるでうきわみたい。きみはどのドーナツにはいってみたい?

プリン、ホットケーキ、かきごおり・・・いろいろなおやつの中に入るしろくまの姿が、おいしそうでうらやましくなる!!

おやつの中に入るって、子どもたちの夢ですよね。

トマトさん【3〜4歳児向け】

作・絵:田中清代 福音館書店
ある暑い夏の日、真っ赤に熟れたトマトさんが、地面に、どったと落ちてしまいます。ミニトマトたちは小川へ「ころころぽっちゃん」と飛びこんでいきますが、トマトさんは体が重くて転がっていけません。太陽に照らされているうちに、トマトさんは、どんどんあつくなってきて……。

表紙から分かるように、絵の迫力が他の絵本にはなかなかない魅力です。(好き嫌いは分かれそう!)

強がってみたり、泣いたり、絵の迫力とあいまった感情表現も心を揺さぶられます。

ころころ ぽっちゃん」と、言葉の音を楽しむ子も多いです!

お祭りをテーマにした絵本

だいぶお祭りが開催されるようになってきた今日この頃。

しかし、まだまだお祭りを経験したことがない子も多いので、絵本をきっかけにお祭りの楽しさを伝えていきたいです。

はなびドーン【0〜1歳児向け】

作・絵:カズコ・G・ストーン 童心者
夜空にうかびあがる、色鮮やかな花火。小さいの、大きいの、赤いの、黄色いの、まるいの、星形の…。「ドーン」など様々な音といっしょにはじける花火に、心も明るくなります。

とてもシンプルな絵と文で、花火を表現している絵本です。

「ドーン」「パラパラ」「キラキラ」の音の繰り返しも楽しめます。

おまつり【1〜2歳児向け】

作・絵:あずみ虫 白泉社
おかあさんと一緒に神社のお祭りにやってきた、くまたくん。いろいろなものを売っている屋台、威勢のいい掛け声のおみこし、花火に、とお祭り気分を盛り上げてくれます。

小さめの本なので、少人数で読むのがオススメです。

おまつりの楽しいところがふんだんに描かれた絵本なので、おまつりを知らない未満児さんや、このご時世でおまつりに行けていない子たちにはぴったりです。

えんにち【3〜5歳児向け】

作・絵:五十嵐豊子 福音館書店
お兄ちゃんと妹が神社の境内に出かけてゆくと、縁日の準備をしています。やがてたくさんの夜店が並びました。わた菓子、いか焼き、お好み焼き、金魚売りに、ひよこ売り……。最初に登場した兄妹は、いったい何を買ったのでしょうか。

この絵本、最初のページ以外は文字がありません

絵のみでえんにちのにぎやかな様子や、日が暮れてワクワクしてくる様子が描かれています。

言葉がないことで、子どもたちと会話をしながらえんにちの雰囲気を楽しめて、愛用している本の1つです。

わんぱくだんのなつまつり【4〜5歳児向け】

作:ゆきのゆみこ、上野与志 絵:末崎茂樹 ひさかたチャイルド
暑い夏の日、お面をつけてお祭りの踊りの輪に加わったわんぱくだんの3人組。いつの間にか動物たちといっしょになって雨乞いの儀式に参加することになりますが・・・。

現実の世界から夢の世界へ、そして夢から現実へ・・・と不思議な感覚がクセになるわんぱくだんシリーズ

わんぱくだんが加わったお祭りは、なんと動物たちのお祭り!?

自然の力に見守られながらやる本来のお祭りを意味を感じられるような作品です。

おばけをテーマにした絵本

ねないこだれだ【1〜2歳児向け】

作・絵:せなけいこ 福音館書店
夜の9時です。「とけいがなりますボンボンボン」こんな時間におきているのはだれだ?ふくろう、くろねこ、どろぼう……。いえいえ、夜中はおばけの時間。あれ?まだ寝ていない子がいますよ。おばけになってとんでいけ! おばけがなかなか寝ない子をおばけの世界に連れていってしまいます。

言わずとしれた名作!おばけといったらこの絵本が思い浮かぶ方も多いのでは?

シンプルながらも、おばけのこわさ(おもしろさ?)が小さい子どもにも伝わる絵本です。

おばけパーティ【2〜3歳児向け】

作:ジャック・デュケノア 絵:大澤晶 ほるぷ出版
おばけのアンリが、ともだちみんなをおもてなし。色のきれいなカクテルを飲むと、みんなのからだがカクテル色に変わってしまった。スープを飲むとスープの色に、不思議だけど、ゆかいで楽しいおばけのパーティ。

おばけがちょっと怖いお子さんでも、「パーティ」という単語に惹かれて楽しく読めます。

可愛らしい絵で、おばけに親しみやすい絵本です。

おばけだじょ【2〜3歳児向け】

作・絵:tupera tupera 学研プラス
まるで影絵のような不思議な絵・・・まっくろなからだ、ぎょろっとした目に、ぎざぎざの歯・・・いきなり「たべちゃうじょ! 」と襲ってくる(?)姿は、こわいおばけそのもの。しかし、このおばけには秘密が隠されているのです! ? 

tupera tuperaさんの本は何度も読みたくなる!!

こわいような、こわくないような、おばけがぼんやり光っているような不思議な演出がおもしろい絵本。

おばけのてんぷら【3〜4歳児向け】

作・絵:せなけいこ ポプラ社
うさこは、こねこくんにもらった天ぷらをまた食べたくて、おうちでつくってみることに。 揚げたての天ぷらに夢中になっていると、匂いに誘われたおばけが、鍵穴からするっと忍び込んくるのですが、、。

天ぷらのにおいにつられる、おばけのおちゃめさが可愛い。

そして、揚げられちゃったおばけに大笑いすること間違いなし!

わんぱくだんのおばけやしき【4〜5歳児向け】

作:ゆきのゆみこ、上野与志 絵:末崎茂樹 ひさかたチャイルド
「はやくおきゃくさんこないかな。みんなのびっくりするかおがみたいわ。」おばけやしきをつくったわんぱくだんのさんにんはおきゃくさんをまちますが…。さぁ、わんぱくだんといっしょにこわくってドキドキの『おばけやしき』へ!

またまた登場わんぱくだんシリーズ。4〜5歳児の想像性にピッタリなのでよく読むんです。

日本のおばけが何種類か出てきて、おばけやしきごっこにもつなげやすいです!


水遊びをテーマにした絵本

こぐまちゃんのみずあそび【0〜1歳児向け】

作・絵:わかやまけん こぐま社
こぐまちゃんがお庭で水遊び。じょうろや、ホ-スでダイナミックに遊んだ後は、お風呂でシャワ-。シャワ-の音もなんだかとっても楽しい!

こぐまちゃんシリーズにハズレなし!

みずあそびの心地よさ冷たさがシンプルに伝わります

ノンたんおよぐのだいすき【1〜2歳児向け】

作・絵:キヨノサチコ 偕成社
海でおよいでいたノンタンたちは、まいごのちびっこかめさんのママを探しに出かけます。大きな魚に追いかけられて、さあ、大変!

ノンタンシリーズは言葉のシリーズも心地よくて、これも1ページからとても楽しいです。

「とってん とってん、とってん。 ばしゃばしゃ。」って。泳いでいる様子が伝わりますよね。

あしたプールだがんばるぞ【3〜4歳児向け】

作:寺村輝夫 絵:いもとようこ あかね書房
なつだ、プールだ、うれしいな。およげなくてもこわくない。おさかなまねして、すーいすい。

あかね書房の行事にまつわる絵本は、
本当に幼稚園・保育園生活で起こるような出来事ファンタジーがほどよく混ざっています

「およげなくてもこわくない」というストーリーが、3〜4歳児にピッタリですよ!

10ぴきのかえるのプールびらき【3〜4歳児向け】

作:間所ひさこ 絵:仲川道子 PHP研究所
雨があがって野原へ遊びにでかけた10ぴきのかえる。大きな水たまりを見つけたかえるたちは、楽しいプールにしようと考えました。

10ぴきのかえるシリーズも、行事ごとにさまざまな絵本が出ていますね。

「プール、プール、すてきなプール。けろろん、けろろん、すてきなプール…」とかえるたちがプールに入る様子がとても楽しそうです。

プールが楽しそうなだけでなく、しっかりと事件も起こるのでストーリーも十分に楽しめます。

およぐ【4〜5歳児向け】

作・絵:なかのひろたか 福音館書店
犬も猫もいぬかき泳ぎ。どうして泳げるかって?それは体が水に浮くから。君もお風呂で確かめてごらん……。怖がっていた子も水に入りたくなるでしょう。

どうやって泳げるようになっていくか、イラストでとてもわかりやすく表現されています。

「下手だからおよげない!」と思い込んでいるようなお子さんがいたら、ぜひ読んであげてください。

その他

あつい あつい【1〜2歳児向け】

作・絵:垂石眞子 福音館書店
日照りの中、暑くて暑くてたまらないペンギンは、「どこかに すずしいところは ないかな」と、涼しいところを探しに出かけます。涼むのにちょうどいい日陰をみつけると、そこでひと休み。ところが、それはアザラシの影でした。僕だって暑いんだよ、というアザラシも一緒に、2匹は涼しいところを探しに行きます。そして、やっとみつけた日陰でしたが……。その後、カバ、ゾウと仲間が増え、みんなヘトヘトになって歩いていると、どこからか「ザザザ… ピシャピシャ…」という音が。それは波の音でした! 広い海にたどり着き、ざっぶーん! と、みんなで勢いよく飛び込みます。

絵がわかりやすく、低年齢でも楽しめるストーリーです。

暑い日に読みたい絵本の一つです!

なつのいけ【3〜4歳児向け】

作:塩野米松 絵:村上康成 ひかりのくに
メダカにアメリカザリガニにナマズ、アメンボ、ゲンゴロウ…いっぱいいっぱいのいきもの、それに子ども達が集まるエネルギッシュな夏の池。この池では…!?

水の中、水の上・・・そこかしこに夏を感じる絵本です。

いろいろな虫も出てきて、生き物好きにオススメです!

はじめてのキャンプ【5歳児向け】

作・絵:林明子 福音館書店
なほちゃんは、大きい子たちにまざって、ひとりでキャンプに行きたいといいました。みんなは口ぐちに「小さい子にはできないよ! 」といいます。なほちゃんは大きい子たちに負けまいと、重い荷物もひとりで背負い、まきを集め、懸命にがんばります。おいしいごはんを食べて、一日が楽しく過ぎていきます。夜、テントでこわいお話をききますが、なほちゃんはひとりでおしっこに行くことができました。「ちゃんとキャンプできたよ! 」

夏らしいキャンプの描写が楽しい絵本。

最初は「キャンプしたことある!」とワクワク・・・
だんだんと「なほちゃん大丈夫かな・・・」とドキドキ!!ぜひ5歳児クラスに読んでみてください。

まとめ:8月にオススメの絵本一覧

8月にぴったりの絵本をテーマ別に紹介しました!

絵本は経験を豊かにするきっかけになります。

ぜひ一つでも二つでも気になったものを読んでみてくださいね。

みなさんの保育ライフがもっとハッピーになることを願っています!!

では、うりこ(@urihaken)でした。

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