入園式、進級式は子どもたちと保護者が、園の先生と出会う、大切な日です。
「これから、この園で過ごすのが楽しみだな」と印象をもってもらえるように、様々な配慮をしているかと思います。
何事も、第一印象はとても大事。
もちろん事前に見学や面接などを行って、ファーストコンタクトは済んでいるかと思いますが、園児としてのスタートはこの日限りです。
ぜひ、安心してもらえるように、しっかりと準備をしていきましょう。
入園式で保育士が気をつけること5選
「この園で過ごすのが楽しみだな」
「安心して子どもを預けられる」
と、思ってもらえるように、細部まで細心の注意を払う緊張の日。
しかし、人間ですから失敗の一つや二つ、あるかもしれません。
そんなあちゃ〜な場面があっても、これから紹介する5つの事柄を気をつければ、印象が悪くなることはありません。
とにかく笑顔
表情は大事です。
特に、出会った瞬間の表情を、相手はよく見ています。
笑顔を絶やさずにいましょう。
また、一口に笑顔といっても、いろいろな印象があります。
あたたかい笑顔でいられるよう、鏡で笑顔の練習をしておくのも良いですよ。
お子さんの名前を呼ぶ
人が、言われて一番うれしい言葉は、「自分の名前」と言われています。
名前を呼ばれると、相手への信頼感が増します。
お子さんには「◯◯ちゃん、おはよう!」
保護者の方には「◆◆さん(苗字)、この度は◯◯ちゃんのご入園おめでとうございます」
と声をかけるだけでも印象がものすごく良くなります。
また、お名前がすぐに呼べるように、名札をすぐにつけてあげると良いですね。
BGMであたたかい雰囲気を作る
迎え入れる園側も緊張していますが、何より緊張しているのは入園するお子さんと保護者です。
その緊張を少しでも和らげられるように、BGMは効果的です。
緊張している中シーンとしていると、ますます”どうしよう”と不安が高まってしまいます。
よく知られている童謡や、オルゴール曲などやわらかなBGMをかけましょう。
担任の先生を分かりやすく伝える
保護者は、これから関わる先生のことは知っておきたいもの。
全職員の紹介を入園式の中でする場合もあるけれど、混乱して誰が担任なのか分からなくなってしまう場合もあります。
なので、一番関わりの多い担任が誰なのかは把握できるようにしましょう。
例えば、担任の名前と顔が分かりやすい座席にしておくとか、
式が終わったら、担任とそのクラスの親子だけで過ごす時間を数分でも作るとか、
この人が担任なんだな、と分かる配慮をしておくと良いでしょう。
名前ミスには細心の注意を払う
名前はその人だけの本当に大事なものです。
ミスがないように、複数人でチェックをしておきましょう。
名札、ロッカー、靴箱、その他名前をつけるところにスペルミスや漢字間違いがないかよく確認します。
保護者の書いた書類と照らし合わせるのが一番確実です。
しかし、どうしてもミスしてしまうことってあるんですよね・・・。
私も、名前の漢字間違いをしてしまったことがありました。
そんなときは誠心誠意謝る。そして、再度お名前をご本人に確認して、二度と起こさないようにする。
誠意が伝われば、きっと許していただけます。
まとめ:あたたかい雰囲気と誠意を伝えよう
出会いの初日、園に求められるのは「安心感」です。
そのためには、あたたかい雰囲気作り(笑顔、呼名、BGM)そして誠意(担任、名前確認)が大切です。
ぜひ、5つを意識して、安心できる入園式を迎えられますように。