ほくほくで美味しいジャガイモ。園で栽培できたら、最高に楽しそうじゃないですか。
- ジャガイモの栽培をしたいけど、むずかしそう
- 畑はあるけど、使いこなせていない
- 畑がなくてプランター栽培だけど大丈夫かな
という方、安心してください。
ジャガイモを植えてから、畑を見に行ったのは3~4回…というずぼらな私でもちゃんと育ちました
ジャガイモの特徴
子どもたちに栽培の説明をするときに、どんな質問が飛び出てくるか分かりません。
子どもって思いがけないことを聞いてきますからね。
知っておいて損はないので、さらっと見ておきましょう。
これらは、ふーん、そうなんだ~くらいの認識で良いでしょう。
ジャガイモ栽培のメリット
育つ過程を楽しめる
目で見て分かる生長は、子どもも大人もうれしいものです。
なにより、自分たちで植えたものがどんどん大きくなる喜びはひとしおですよ。
ジャガイモの可食部(私たちがいつも食べている部分のこと)自体は、土の中なので見えにくいのですが、葉っぱが茂ってくる過程を見ていると、「水あげよう!」「はやく食べたいな」という気持ちが芽生えます。
食べられる子が多いのでみんなでおいしさを共有できる
ジャガイモが好きな子って多いですよね。
2021年には好きな野菜ランキング2位に入っています。
もちろん食べられない子どもがいたとしても、”みんなで育てたものを食べようとする”という経験自体が大切なので、無理強いはしないようにしましょう。
無理やり食べさせられたものって、トラウマになりかねないからね
みんなで食べて「おいしいね」「がんばって育ててきてよかったね」と共有できることは何より楽しいです。食べ物のありがたみも感じられます。
土に触れる体験ができる
道路はコンクリートで舗装され、室内での遊びが充実している現代の子どもたちは、土に触れる機会がとても少ないのです。
「土」は、砂場の「砂」とは似ているようで違います。
”ふかふか”、”どろどろ”、”ぎゅっ”など様々な感覚を味わうことができます。
ぜひ、貴重な体験を幼児期のうちに経験させたいですよね。
ジャガイモ栽培のデメリット
メリットがあれば、デメリットもある。世の摂理です・・・。
虫が出る
草木には必然的に虫がつきます。
子どもが口にするものなので、不用意に農薬をまくわけにもいきません。
プロの農家じゃないから農薬を使うなら注意が必要ね
虫嫌いな方は、覚悟しておきましょう。
連作障害
ジャガイモは「ナス科」と前述しましたが、ナス科の植物は連続で植えるのはNG
- ジャガイモ→ジャガイモ は、もちろんダメですが、
- ジャガイモ→ナス(ナス科の植物)もNGです。
ジャガイモを植えたら3年はナス科以外のものを植えるようにしましょう。
とはいっても、私は病気覚悟で連続で植えちゃっていました・・・
・・・内緒ですよ
ソラニンに毒性があるので食事・調理に注意
これは料理をする方には当然の知識だとは思いますが、しっかり確認しておきましょう。
ジャガイモの「芽」には毒性があり、食べると嘔吐や下痢、めまいがすることがあります。
子どもは大人よりも少ない量で症状が出るので気を付けましょう。
農林水産省でも注意喚起されています。
ジャガイモ栽培の方法
では、実際にジャガイモを植えてみましょう。
- 種芋
- 畑(プランターなら深さ30cm以上の深型or培養土の袋でも可)
- シャベル
培養土のみでOK
腐葉土、苦土石灰、牛糞(鶏糞)をシャベルで混ぜる
※ph(酸性度)っていうのをはかった方がいいんだけど、私はめちゃくちゃテキトーにやっていました。苦土石灰が多すぎなければちゃんと育つ。
- 芽出しをする
- 半分に切って草木灰をつける
①芽出しをする
日中、日なたに出しておきます。
夜も外に置いておくと気温差で湿っちゃうから気を付けてくださいね。
1~2週間やるのがベストだけど、時間がなければこの工程はすっとばしましょう。
②半分に切って草木灰をつける
切り口が塗れていると腐ります。
草木灰をつけないで2~3日天日干しするのがいいらしいのですが、そんな手間はかけられないので、魔法の粉(草木灰)を使いましょう。
30cm間隔で植えます。わざわざ測らなくても、感覚でいいです。
プランターも間隔は30cmでOK!培養土の袋の場合は、1つの袋に植える種芋は1つです。
間隔をとったら、10cmくらいの穴を掘って、種芋をいれて、土をかぶせる。以上!
1つの種芋から出る茎が1本になるように刈り取ります。
残す茎をおさえながら、引っこ抜く感じでやると良いです。
まれに失敗しますが気にしない!
株本(草が土から出てくるところ)に向かって土を寄せます。
芋が土から出てしまうと、緑色の芋(これがソラニン!)になってしまうので、気が向いたらやりましょう。
土寄せのたびに雑草取り&肥料(化学肥料でもOK)をまいておくとより良いです。
いよいよジャガイモ掘りだー!
土が乾いた晴れた日にやるのがおすすめです。
やむを得ず、土がベタベタのときに掘ったこともありますけどね
手だけでは掘り起こせないものも多いので、シャベルで土を柔らかくしましょう。
土がついたままであればしばらく保存はききますが、
子どもたちの感動が薄れないうちに食べたほうが、体験がつながるのでオススメです!
プランター栽培がおすすめ!
畑を持っている園はほんの一部の園…。もっていたとしても、連作障害などを考えると、心配ですよね。
そこで私がオススメするのはプランター栽培です。プランターはホームセンターなどで売っているので、深さ30cm以上のものを探してみてくださいね。
ホームセンターまで行くの面倒だしインターネットで買おうかな
そんな方は、PAUL POTATOのタワー型プランターがオススメですよ。積み重ねられるので、省スペースなのに日当たりもバッチリです!
その他、病気や細かい方法が知りたい方は、私がいつも栽培時に参考にしているサイト(園芸通信)をご覧ください。
まとめ
- ジャガイモの特徴5つ
- ジャガイモ栽培のメリット・デメリット
- ジャガイモ栽培の流れ
を解説しました。
立派なジャガイモが育ち、ほくほくのジャガイモをおいしくいただけます!ぜひ、子どもたちと楽しんでみてくださいね。