要録を書こうとしているけど何から始めたら良いか分からない
要録を提出すると管理職に何度も直される
と、お悩みの方は多いですよね。
かくいう私も、要録を書くのを後回しにしすぎて、卒園式が終わったあともガリガリ書いているという苦い思い出もあります。
大丈夫、翌年度の5月まで書いている後輩もいました。笑
※4歳児の担任です。5歳児の要録の翌年度持ち越しはダメ、ゼッタイ。
みなさんは、今年度中に書き終えられるように、はやめに準備を進めましょう。
これさえおさえれば大丈夫!書き方のコツ3つ
①育ちの過程をおさえる
これが一番むずかしいわ…コツとか言って何も教えてくれないのね
と思ったかもしれない、そこのあなた!!!
育ちの過程をおさえるための、とっておきのフォーマットを2つ教えましょう。
《フォーマット①》学期ごとに記録しておく
《フォーマット②》カテゴリを分けて整理する
《フォーマット①》学期ごとに記録しておく
学期が終わったら、個人記録を書いておきます。
たくさん書くとたいへんなので、印象的なエピソードだけでも書いておく。
そうすると、要録を書く時期になって「そういえば、こんな姿があったなあ」とすぐに思い出せるのです。
1学期→2学期→3学期と順番に文章を拾うだけでも立派な要録になります。
例えば、Aちゃん。
年度当初は、新しい保育者や教室に不安を感じ、泣いていることが多かった。保育者は、本児がやりたいことを見付けられるように寄り添うようにしていき、安心して過ごせるようにした。9月には、気の合う友達と過ごすことを楽しむようになり、その中で自分の思いを保育者や友達に表すことも増えていった。1月の発表会では、ネコ役になって動きや言葉を活発に表す姿が見られ、学級全体の中で自分を出す安心感を感じていくようになった。
こんな感じで、記録をつなげて、要録に適した言葉遣いに変換するだけで、立派な要録になります。
《フォーマット②》カテゴリを分けて整理する
1学期、2学期に個人記録を書いていなかったという方は、こちらを使えばOK
思い出すのが少したいへんかもしれませんが、整理するのとしないのとでは、要録の書きやすさがぜんぜん違います!
②例文を参考にする
要録に適した言葉遣いってありますよね。
何せ、開示請求があったら保護者にも見せなければならないので、丁寧な言葉遣いやオブラートに包んだ表現を心掛けたいです。
しかし、そんな言葉がすらすらと出てきたら苦労しません。
そこで活用するのは、ネットや書籍で例文を調べる!
↓こちら有料ではありますが、とても優良なコンテンツです(ギャグに気付いた方は素晴らしい!)
③先輩の要録を見せてもらう
その園独自の書き方文化ってあるんですよ。
なので、先輩が書いた歴代の要録を読ませていただきましょう。
私も1年目のときは先輩の文章を借りてきて、乗り切りました。
この本を使って書いた要録は褒められた!
あまりたくさんの本を開くのもたいへんなので、以下の2冊だけですませていました。個人的には、1~2冊あれば十分だと思います!
25も記入例がのっているので、なんとなく似ている子をあてはめて、エピソードの部分など、部分的に言葉を変えるだけで、分かりやすい文章ができあがります。
先輩から譲り受けて、すごく重宝しています。
幼稚園バージョンもあります。
こちらの本は、個人の重点を書く際に参考にしていました。たくさん例文があってとても良いです。
ただし、本文の方は、保護者の開示するにはうーむ。。。な記述が多いので、あまり参考にしていません。
まとめ
要録は気力も労力も必要な仕事です。
一気に書くのはとてもたいへんですので、一日1人でも書き進めてコツコツ終わらせていきましょう。
書き方のコツと、オススメ書籍をぜひ参考にして、書いてみてくださいね。